フライデータ
FRY DATA

大容量ファイルを送る方法。メールで送れない時のいちばん簡単なやり方

文: フライデータ監修: デイサポート(データ復旧)ギークライブラリー(プログラマー向け自習室)

動画や写真を数十枚まとめてメールに添付したら「サイズが大きすぎます」で弾かれた。締切は今日、相手は会員登録もアプリのインストールもしたがらない。そういうときは、ファイルを一度どこかにアップロードして「ダウンロード用のリンク」に変え、そのリンクだけを送ります。相手はリンクを開いてダウンロードするだけ。大容量ファイルの送信は、これがいちばん手数が少なく確実です。以下、送れない理由と、実際の手順を順に説明します。

メール添付で大きいファイルが送れないのはなぜか

多くのメールサービスは、1通に添付できるファイルの合計サイズに上限があります。Gmail と Web 版 Outlook は 25MB、デスクトップ版 Outlook は 20MB が目安です。しかも Base64 という方式でエンコードされる分ファイルが約1.3倍にふくらむため、実際に送れるのは 18MB 前後まで。スマホの動画1本や、一眼で撮った写真を十数枚まとめれば、これはあっさり超えます。

「ZIP に圧縮すれば入るのでは」と思うところですが、写真(JPEG)や動画(MP4)はもともと圧縮済みのフォーマットです。ZIP でもう一度まとめても、ほとんど小さくなりません。数MBしか減らず、上限は超えたまま、というのがよくある結末です。

分割送信も避けたほうが無難です。データ復旧の相談で持ち込まれるトラブルのうち、地味に多いのが「分割して送った(保存した)ファイルの一部が欠けて、元に戻せない」というもの。分割ZIPは1ピースでも失われると全体が開けなくなります。相手の受信箱も何通にも埋まり、順番も崩れます。分割は本当に最後の手段で、先に「リンクで渡す」を試すほうが速くて確実です。

大容量ファイルを送る方法の比較

送りたい相手・容量・急ぎ具合で向き不向きが変わります。素直に整理すると次のとおりです。

方法 向いている場面 気をつける点
リンク発行型のファイル転送 相手に手間をかけず今すぐ送りたい サービスごとに容量・保持期間が違う
クラウドストレージの共有 自分でも常時保管し、何度も渡す 相手にアカウント要求が発生することがある
宅配便で物理メディアを郵送 数百GB〜TB級・ネット回線が細い 届くまで日数がかかる・紛失リスク

急ぎで、相手に登録もアプリも求めたくないなら、リンク発行型が素直な選択肢です。ここからはその具体的な手順を説明します。

アップロードしてリンクで送る手順

  1. fry-data のトップページを開き、送りたいファイルをドラッグするか、ボタンから選んでアップロードする(登録は不要・無料で 100GB まで)(スクショ: トップのアップロード欄にファイルをドロップ)
  2. アップロードが終わると、共有用のダウンロードリンクが自動で発行される(スクショ: 完了画面の共有URL)
  3. そのリンクをメール・チャット・DM に貼って相手に送る
  4. 相手はリンクを開き、ダウンロードボタンを押すだけで受け取れる(相手も登録・アプリのインストールは不要)

複数ファイルをまとめて1つのリンクにできるので、写真40枚でも動画数本でも、送る先には URL 1本を渡せば済みます。

リンクが送れない相手には受取コードで渡す

URL を貼れる手段がない相手もいます。長い URL を口頭やチラシで伝えるのは現実的ではありません。そういうときは 12 桁の受取コードを使います。

アップロード後に発行される数字12桁のコード(例: 4819-2037-5614 のように4桁ずつ区切って表示)を相手に伝え、相手は fry-data の受け取りページにそのコードを入力するだけ。電話口で読み上げても、名刺やチラシに印字しても渡せます。URL とコードは同じデータを指すので、渡しやすいほうを選べば大丈夫です。

渡したあとに気をつけること

送ったあとの調整で差がつくポイントがいくつかあります。

現場で意外と多いのが、渡したあとに「やっぱり差し替えたい」となるケースです。修正版の書き出しに気づく、誤って古いデータを上げていた、など。fry-data はアップロードした URL が変わらないので、同じリンクのまま中身だけ新しくできます。相手に送り直しの連絡をしなくても、次に開いた人は新しいファイルを受け取ります。

大切なファイルには、パスワード保護をかけておくと安心です。パスワードは相手にだけ別経路(別のチャットや口頭)で伝えるのがコツです。共有URLのトークンは推測しにくい文字列で、URL か受取コードを知っている人だけが開けます。万一リンクが第三者に転送されても、パスワードを知らなければ中身は取り出せません。

保持期間は 3 日・7 日・14 日・30 日から選べます(既定は 7 日)。相手が受け取るまでの余裕を見て決めてください。長期の保管が要るなら 30 日、すぐ受け取ってもらえるなら短めで十分です。

よくある質問

受け取る相手に会員登録やアプリは必要ですか。

いりません。相手は届いたリンクを開き、ダウンロードするだけです。アカウント作成もアプリのインストールも不要です。

いつまでダウンロードできますか。

アップロード時に選んだ保持期間まで受け取れます。3・7・14・30 日から選べ、既定は 7 日です。期間を過ぎるとリンクは開けなくなります。

どのくらいの容量まで送れますか。

無料・登録なしで 100GB まで扱えます。動画数本や写真数百枚をまとめても、多くの場合はこの範囲に収まります。

安全に送れますか。

パスワード保護をかけられ、共有URL か受取コードを知っている人だけが開ける仕組みです。トークンは推測しにくい文字列になっています。パスワードは相手にだけ別の経路で伝え、機微なデータは保持期間を短めにしておくと、露出する時間を短くできます。

送ったあとにファイルを差し替えられますか。

できます。URL は変わらないので、同じリンクのまま中身だけ新しくできます。相手に新しいアドレスを送り直す必要はありません。